オーストリア・マルクス主義派の源流

オーストリアマルクス主義派の源流は1890年代前半にレンナー、M・アドラーヒルファーディングらによって結成されたウィーン大学社会主義的学生サークルまで遡ることができる。その後バウアーも加わりこのグループはオーストリア社会民主党の運動と結びつき、彼らが思想上の師と仰ぐオーストリア社会民主主義の父 V・アドラーを記念し1904年に『マルクス研究』を発刊し、ついで1907年バウアーらの編集により『闘争』が創刊されると同誌は社会民主党の理論機関となった。