イタリア人枢機卿ジュリオ・マッツァリーノ

イタリア人枢機卿ジュリオ・マッツァリーノ イタリア中部ピッシーナに生まれる。庶子であったともいう。父ピエトロがシチリアのマッツァリーノ城塞で生まれたため、その名を名乗り始める。外交の能力を認められてローマ教皇に仕える。

1630年マントヴァ継承戦争において、一時停戦の約を破って進軍したリシュリューの部隊の前にマザランが単騎で現れ、停戦を呼びかけたという逸話が残されている。

1634年ローマ教皇特使としてパリに派遣されたときにリシュリューの信任を得る。