ニクソン・ショックと中国

ニクソン・ショックとは、1971年にアメリカ合衆国リチャード・ニクソン大統領が電撃的に発表した、既存の世界秩序を変革する2つの大きな方針転換を言う。

当初は一番目のもの(7月15日のショック)を指し、二番目のものは「ドル・ショック」と言われていたが、その後、後者もニクソン・ショックと呼ばれることが多く、両者を併せて「2つのニクソン・ショック」と呼ばれることもある。

 

第1次ニクソン・ショックニクソン訪中宣言)は、1971年7月15日に発表された、ニクソン大統領の中華人民共和国への訪問を予告する宣言から、翌1972年2月の実際の北京訪問に至る『新しい外交政策』をいう。→ニクソン大統領の中国訪問

 

第2次ニクソン・ショック(ドル・ショック)は、1971年8月15日に発表された、米ドル紙幣と金との兌換一時停止を宣言し、ブレトン・ウッズ体制終結を告げた新しい経済政策をいう。