2010年12月18日のチュニジアのジャスミン革命(アラブの春)

アラブの春(Arab Spring)とは、2010年から2012年にアラブ世界において発生した大規模反政府デモを主とした騒乱の総称である。2010年12月18日のチュニジアジャスミン革命から、アラブ世界に波及した。 直接的かつ決定的な要因は12月17日、中部の都市シディ・ブジドで起こった。この日の朝、露天商のモハメド・ブアジジが果物や野菜を街頭で販売し始めたところ販売の許可がないとして地方役人が野菜と秤を没収、さらには役所の女性職員から暴行と侮辱を受け、ブアジジは没収された秤の返還を求めて役所に行ったが、賄賂を要求された。追い返されたブアジジは、これに抗議するために同日午前11時30分、県庁舎前で自分と商品を積んだカートにガソリンをかけて火をつけ焼身自殺を図った。その場に駆けつけたブアジジの従兄弟のアリ・ブアジジが、事件直後の現場の様子を携帯電話で撮影し、その日の夕方、フェイスブックへ映像を投稿した。アルジャジーラで事件が取り上げられ、一人の青年の焼身自殺が全国に知れ渡った。弟が兄の火を消火しないで撮影する事は道徳に戻り、又、焼身自殺の青年がフランスの賞を受賞するのは不可解であり、イランのイスラーム化の運動に関係があり、イランのイスラーム化は何故起こったのだろうか。