アフリカの地名であるフランス領スーダンはアラビア語の黒い人が語源である。このフランス領スーダンから独立したモーリタニアはムーア人の国という意味であり、このムーアも古代ギリシア語のmauros(肌が黒い人々)を語源とする。ギニアはベルベル人の言葉で黒い人の土地を意味した。エチオピアもギリシア語の「aitos(日焼けした)」+「ops(顔)」+「ia(地名接尾語)」の合成語であり。ソマリアはアムハラ語で「ゾムマ(家畜を持つ人)」という説の他に、ヌビア地方の言葉で「黒い人の国」という意味であるという説もある。